不動産登記をする意味とは?2

お問い合わせはこちら

ブログ

不動産登記をする意味とは?2

2019/08/25

不動産登記をする意味とは?2

前回は不動産登記をする意味について書きましたので、今回は登記をしなかったことにより生じたトラブルの具体例を書いていきたいと思います。

 

Aさんは自分の田んぼの一部に、農地法の手続きをし、造成工事をして工場を建てましたが、登記手続きをしませんでした。

それからかなりの年月を経た後、工場の屋根にソーラーパネルを設置するために、その不動産を抵当にいれて銀行から借り入れをしようとしたところ、銀行から「登記と現況を合わせてください」と言われてしまいました。

そのため、Aさんは元々の田んぼであった土地を分筆し、造成工事をした方の地番を地目変更し、工場を建物表題登記するまでお金が借りられなくなってしまうことになります。

登記手続きには時間も費用もかかりますので、Aさんは予定が大きく狂ってしまいました。

 

もちろん、Aさんのような表示の登記に限らず、相続等の権利の登記を怠った場合も同じようなことが起こりかねません。

登記をその場その場でしっかりやっておくことは、所有している不動産を最大限活用することにつながりますので、不動産の現況に変化のあった際には兵庫の土地家屋調査士、長澤隆生登記測量事務所にお気軽にご相談下さい。