建物認定とコロナウイルスの影響の話

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建物認定とコロナウイルスの影響の話

2020/03/21

建物認定とコロナウイルスの影響の話

 コロナウイルスが騒がれている昨今、法務省から、建物登記についての通知があったので書いていきたいと思います。

 通常建物の認定には、その目的とする用途に供し得る状態にあるものでなければならないとされています。例えば事務所と認定しようとしたら事務所として使える状態でないと登記できないということです。

 しかし、コロナウイルスの影響でトイレ、システムキッチン、ユニットバス、ドア等の建材・設備の部品の供給が滞っているようで、建物の認定に支障が出ていたようです。そこでまず国土交通省からトイレ等の設備が未設置のままでの完了検査の実施について通達があり、これを踏まえ、当分の間、建物の表示に関する登記の申請において、対象建物にトイレ等の設備等が設置されていない場合であっても、一定要件を満たすと主要用途に対応した建物の種類の用途に供し得る状態にあると認定して差し支えない、ということになったようです。

 世間を騒がせているコロナウイルスですが、その余波で多方面に影響が出ています。我々の業界も他人事ではありません。