土地家屋調査士の資格をとるには2

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土地家屋調査士の資格をとるには2

2020/04/25

土地家屋調査士の資格をとるには2

 前回土地家屋調査士の資格をとるには国家試験に合格する必要があると書きましたが、今回はその試験内容と具体的な勉強法について書いていきたいと思います。私は筆記試験午前の部を測量士補資格で免除されましたので、午後の試験に絞って書いていきたいと思います。

 土地家屋調査士の試験は難関資格の一つとされていますので、資格の学校に通ったり通信教育を受けられている方が多いようです。私はユーキャンの中古のテキストと本屋で売っている過去問集を使って独学で勉強していました。

 さて、午後の試験は法律知識を問われる択一式と土地及び建物の登記申請書及び各図面を作成しつつ、法律の知識にも答える記述式を2時間半という枠内でこなす必要があります。はっきり言ってとにかく時間の制限が厳しい試験です。

 択一式の試験は五肢択一の問題を20問。不動産登記法、民法(一部)、土地家屋調査士法等について問われ、正しいものの組み合わせを選べだとか、5つ中何個正しいかを選べといった感じの問題が多く、正しい知識を身につけていないときっちり正解を導くのが難しい内容となっています。文章量も基本的に長く、内容も難しいので、読むだけでも結構しんどいこの択一式を、30~40分くらいで解かないと記述式の時間が厳しくなってくると思います。しかも13問前後のラインに足切りが設定されますので、これを超えることが必須となります。

 具体的な勉強法としては、まずテキストをある程度読み込んで大体でいいので法律の中身を頭に入れ、その後過去問等を解き、迷ったり間違えた問題は特に重点的に元の条文にあたって、何が正しくて何が間違いなのかしっかり頭に入れていくといいと思います。この択一式は試験範囲がそんなに広くない分、かなり深い知識を問われる問題が出ます。過去問や問題集にとりかかる量も、過去5年分なとど言わず、多くあたって、多く間違えて、多く復習する必要があります。私の場合は過去問がほぼ間違えなくなった段階で本屋で問題集を追加して勉強したように記憶しています。

 などと偉そうに書いていますが、本試験では15/20しか正解できていない不本意な出来でした。間違えている内容を見直してみると、知識の不足と言うよりケアレスミスに近い間違いが多く見受けられました。これは本試験の緊張下における、時間が足りなくなる試験だという強迫観念から、問題文を読む際の勘違いや思い込みが発生し、且つ問題を読み直すことが出来なかったからだと思います。普段から時間制限を設けて、緊張感を持った状態で問題を読むことに慣れておく必要があったと反省するところです。

 思ったより長くなったので記述式については次の機会に。