土地家屋調査士の資格をとるには4

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土地家屋調査士の資格をとるには4

2020/05/09

土地家屋調査士の資格をとるには4

 最後に取りかかる(であろう)土地図面作成について、これは素早い作図能力と、座標計算能力が問われます。とにかく関数電卓を使いこなせるようになることが必要です。計算では基準点からの方向角・距離を用いた座標計算、座標求積、辺長計算、二直線の交点計算、直線の平行移動計算、作図では座標値の図上プロットあたりは素早く正確に出来るようにならないといけないと思います。その他にも、閉合トラバースの誤差配分などの過去問に出てきたような計算類は一通り出来るようになっておいた方がいいと思われます。出来れば時間を計りながら、過去問に拘らず数多くの問題をこなし、早さと正確さを鍛えましょう。作図・電卓の使用法は過去問題集等には載っていないと思うので、専用のテキストやサイトを用いて下さい。

 また、申請書作成ですが、最近は問題文が長くなってきており、申請人は誰か、どの登記が必要か迷わせるような問題が増えてきているように思います。問題文を読みながら、情報を正確に整理する必要があります。これもたくさんの問題にあたって慣れていくしかないと思いますので頑張りましょう。

 参考になるかどうかはわかりませんが、私はこの方法で4月1日からお酒を断って、学生時代勉強しなかったツケを払うべく取組み、お盆過ぎの試験で合格できました。正直、子供が生まれたことによる責任感と、赤子がいるにも関わらず勉強させてくれた妻が背中を押してくれた御陰だと思います。難しい試験ではありますが、努力でなんとかできる試験でもあると思います。受験生の方は、マンネリや誘惑に負けず頑張って下さい。