区分所有建物 「敷地権」ってどんなもの?

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区分所有建物 「敷地権」ってどんなもの?

2020/10/25

区分所有建物 「敷地権」ってどんなもの?

 前回の記事で区分建物の話をしましたが、今回はそれに付随する「敷地権」について書いていきたいと思います。

 普通の建物であれば、その敷地と建物はそれぞれ独立した不動産として独立した不動産として別々に登記されているので、土地だけを売却したり、建物だけを売却したりできます。

 一方区分建物についてですが、一つの大きな地番上に大きなマンションが建っているとします。マンションにはたくんの住民がいます。このマンションの建っている敷地ですが、建物所有者でない方が所有権を持っていた場合様々な問題が発生することが考えられます。そこで、区分建物を取引した際、その敷地の持分権=「敷地権」も一緒に取引されるような仕組みになっています。つまり、区分建物の専有部分と敷地権はそれぞれ別々に分離して処分できないようになっています。

 ちなみに、この敷地権が登記されると、土地の登記記録には敷地権の対象ですよという登記がされ、専有部分の所有者が変わったとき、区分建物の登記記録にのみ記載されることになります。また、規約の内容によっては分離処分可能になっていたりと複雑ですので、わからないことがあればお気軽にお問い合わせください。