土地家屋調査士における女性の比率について

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土地家屋調査士における女性の比率について

2021/11/02

土地家屋調査士における女性の比率について

 以前、「調査士のモノサシ」の放送に参加されていた岡﨑前支部長、9月放送に参加された小山さん、10月放送に参加された三輪さん、とラジオ放送には多数の女性会員が参加していただいておりますが、実は土地家屋調査士の資格を登録している女性会員はそんなに多くなかったりします。全土地家屋調査士のうち、女性会員は3%ほどだそうです。他の法律系資格である税理士、司法書士、行政書士、弁護士なんかは25%ほどが女性であることと比較するとかなり少ないと言わざるを得ません。また、土地家屋調査士同様測量を行う測量士の女性比率は2%ほどだそうです。

 これは、資格の知名度の問題もあるとは思いますが、それ以上に現場作業のイメージがあるためかと思います。実際には、建物の測量や平地の測量はさほど重労働ではない一方、山林の測量やコンクリート杭の埋設等、重労働といえるものもあります。ただ、土地家屋調査士という仕事は測量のほかに、人との話し合いが多くの比率を占めますし、作業の内、筋力を要する部分については男性従業員に手伝ってもらうこともできます。私の場合、体が大きく、女性の地権者さんに警戒感を持たれてしまうこともありますので、一概に男性が有利な資格ではないと思っています。

 大変面白い仕事ですので、女性にも興味を持っていただけたらと思います。