古い登記事項証明書に効力はある？

記事項証明書とは、登記簿に記載されている事項を証明する公文書です。
不動産の売買や贈与などの契約をする際に、登記事項証明書を取得して不動産の所有者や権利状況を確認する必要があります。
では、発行してから時間が経ったものでも効力はあるのでしょうか。
▼登記事項証明書に有効期限はない
登記事項証明書には有効期限がないため、発行から時間が経ったものでも提出することができます。
しかし、発行された時点での登記簿の内容を示しているため、発行後に内容に変更が生じた場合は最新の情報が反映されていないことになります。
そのような場合、古い登記事項証明書がトラブルの原因になることもあるため注意が必要です。
▼古い登記事項証明書を使う際の注意点
■登記簿の内容が変更されていないか確認する
古い登記事項証明書を使う場合は、発行日から現在までに登記簿の内容が変更されていないかを確認する必要があります。
変更があった場合は、最新の登記事項証明書を取得するか、古い登記事項証明書に添付する形で追加情報を提供しましょう。
■古い登記事項証明書を受け入れてくれるか確認する
場合によっては、最新の登記事項証明書しか受け入れてもらえないことがあります。
古い登記事項証明書を受け入れてもらえない場合は、最新の登記事項証明書を取得しましょう。
▼まとめ
登記事項証明書には有効期限がないため、発行から時間が経ったものでも効力があります。
しかし、発行後に内容に変更が生じた場合は、最新のものを取得することが必要です。
古い登記事項証明書を使用する際は、さまざまなリスクを考慮しなければなりません。
姫路市に拠点を構える『長澤隆生登記測量事務所』では、土地家屋調査士による登記のサポートを行っております。
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