山林を相続したけどどこにあるかわからない?
2019/09/02
山林を相続したけどどこにあるかわからない?
所有者不明土地問題が叫ばれる昨今、ちゃんと親から土地を相続したけれども、どの土地を相続したかよくわからないという方もいらっしゃると思います。特に山林を相続された方に多いのではないでしょうか。
ではどのように調べたらよいのでしょうか。
まずは法務局備付の地図です。国土調査事業が行われていれば、縮尺のある国土調査地籍図が出てきます。市町村に事業データが保管されていれば、専門家に依頼すれば現地にピンポイントで境界を落とすことも可能だと考えられます。
国土調査事業が行われていなければ、公図と呼ばれる土地の配置や形状を大まかに示したものが出てきます。ですが、この公図だけでは現場における位置がわからないことも多々あります。
そういう時には、兵庫県であれば県民局の森林事業を担当する課に赴き、森林計画図というものを見てみるのもいいと思います。
上の写真のように地図上に地番が配置されたものが出てきます。これは法務局公図、航空写真、植生界を元に作られたもので、必ずしも正しいとは限らないので注意が必要です。また、等高線が密でないので山の地形が分かりづらいです。
そこでさらに各役所に行き、地形図というものをとるといいのではないでしょうか。
縮尺にもよりますが、森林計画図に比べて山の尾根谷の地形が詳細にわかると思います。
地番界や字界は尾根や谷であることが多いことを念頭に置いて、法務局公図、森林計画図、地形図を眺めると、なんとなーくわかってくるのではないでしょうか。
正直、専門家である土地家屋調査士でも山の境界については頭を悩ませることが多いのです。もし山の境界を知りたいという方がいらっしゃいましたら、我々はさらなる資料を追い求め、筆界を導き出せるように尽力いたしますので、お気軽に兵庫県の土地家屋調査士、長澤隆生にご依頼下さい。
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長澤隆生登記測量事務所
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