土地家屋調査士の資格をとるには1
2020/04/18
土地家屋調査士の資格をとるには1
土地家屋調査士の資格をとるには、年1回行われる国家試験に合格する必要があります。さらにこの国家試験は午前・午後の部がある筆記試験に合格し、その後面接による口述試験を受ける必要があります。
筆記試験の午前の部ですが、測量に関する知識を問われます。測量士・測量士補・一級建築士・二級建築士のいずれかの資格を持っていると免除されます。この4つの中で一番難易度の低い測量士補の資格をとってから午後の試験だけに専念することが多いです。私もこの方式で受けました。今回の記事を書くにあたって、土地家屋調査士の午前試験の過去問を見てみたんですが、測量士補の試験より難しいように思いました。午後の試験用に記憶容量を置いておきたいですし、事前にいずれかの資格をとっておくことをお勧めします。
筆記試験の午後の部は、法律の知識と測量の知識に基づく計算と作図の能力を問われ、多肢択一式20問(50点満点)と、記述式2問(50点満点)からなります。記述式は、土地が1問、建物か区分建物から1問出題されます。択一と記述にはそれぞれ足切り点が設定され、その足切り点を超えた上位約400名が合格するようです。この上位400名が合格する、というのがつらいところで、合格率は8~9%くらいで推移していますが、これは受験者数が5000人前後で推移しているということで、何割とれれば合格というものではないんです。この午後の試験の勉強法については、次の機会に書いていきたいと思います。
筆記試験に合格すると、次は法務局で試験官2(だったかな?)対受験者1の面接による口述試験となります。筆界特定のことや条文のことなど結構こまかいことを聞かれたりしますが、余程全く答えられなかったとかでない限り合格するようです。私も緊張でしどろもどろに答えてた気がしますがなんとかなりましたし、私が合格した年の大阪法務局管内の筆記試験合格者は全員口述試験も合格したようです。
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