古い法務局公図上の赤線・青線ってなに?

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古い法務局公図上の赤線・青線ってなに?

2020/09/20

古い法務局公図上の赤線・青線ってなに?

 法務局に行って、マイラー公図や和紙公図を閲覧すると、赤線・青線で描かれている箇所があります。これは何かというと、地租改正事業の中で課税台帳の附属地図を作成した際に、官有地のうち道路を赤線に、水路を青線に表示したものです。赤線は里道とも呼ばれたりします。ちなみに現在の公図を請求すると、赤線は「道」、青線は「水」と記載されていたりします。

 この赤線・青線であった箇所は、現在は基本的に各市町村が管理し、境界確定事務を行っていますが、例外的に財務相管轄の国有地となっているものもあります。そのあたりの調査や対応も専門家である土地家屋調査士に相談されることをお勧めします。

 また、この赤線・青線を市町村や国から買い取ったり、位置を付け替えたりという手続も条件によっては可能となりますので是非ご相談下さい。

和紙公図