土地合筆登記のメリットとは?
2020/02/22
複数筆の土地を1筆の土地にする手続きを合筆といいます。読み方は「がっぴつ」でも「ごうひつ」でもいいようです。
では、合筆のメリットは何か考えてみたいと思います。
まず、一体利用されている、あるいはこれから一体利用しようとしている土地が複数筆にまたがっている場合、抵当権を設定したり分筆登記をしようとした際の手数や手数料を抑えることができます。特に分譲地開発の時などは、一つの宅地区画が複数の地番にまたがっていると手続きが煩雑なだけでなく、住所地番をどの地番にしようか思い悩むことも想定されます。ですので、分譲地開発で宅地や道路を分筆する前提として、合筆登記が行われることが多いです。
また、特殊なケースとして、法務局の公図の筆界線の手入れを法務局が誤っていることがあるのですが、通常公図訂正申出という煩雑な手続きを行うところを、合筆登記により誤った筆界線そのものを消去してしまう、という場合もあります。
メリットがあるかどうかも含めて当事務所にお気軽にご相談いただければと思います。
次回は、この合筆登記が出来るときと出来ないときがありますので、そのあたりの解説をしたいと思います。
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